山形大学人文社会科学部附属研究所

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研究所長あいさつ

山形大学人文社会科学部附属映像文化研究所長 
西上 勝

 今日、私たちが図像や動画を目にしない日は、一日として無いでしょう。多様で鮮やかな映像に目を奪われながら時を過ごしています。私たちと映像との関わりは、もはや切っても切れません。でも日々目にしているそれらのモノが、どのような正体を持つのか、どのような作り手の意図がこめられているものなのか、ゆっくりと観察し、じっくりつきつめてみるゆとりは、ひょっとすると無いかもしれません。しかし、人文学部の表象文化論コースには、改めてそうしたモノたちの正体を見極めようとする多くの若い学生さんたちが、関心を共有しつつ集まってきています。
 一昨年、平成26年度に山形大学人文学部に設立された映像文化研究所は、そうした多くの学生さんと教員の強い関心に後押しされて、絵画、図像、写真、映画など、私たちの目に触れるモノたちの正体を究めることを目指し活発な活動を続けてきています。昨年平成27年度には、山形国際ドキュメンタリー映画祭開催にあわせいくつもの公開講演会やシンポジウムを実施しましたし、地元山形の先駆的な写真家である菊地新学の没後百年を記念した研究発表会とパネルディスカッションを開催することもできました。
 今年度は、こうした成果を継承しつつ活動を継続します。山形ばかりでなく、東北地方全域の写真文化の形成過程を追跡し、さまざまな視覚資料の発掘と調査を通じて、わたしたちの先人が地域をどのように見ようとしていたのかを、探っていきます。またさらに、二十世紀フランスの著名な映画批評家であるアンドレ・パザンの業績に着目しつつ、映画に対する新しい見方、考え方をわかりやすくみなさんにご紹介していくことができれば、と思っています。
 わたしたち研究所に集う学生と教員のこうした活動が、映像に関心を持つさらに多くの学生教職員、地域の多方面の方々の、さらなる興味を喚起することを通じて、これまで以上に広い視野からモノを捉え、深い議論を呼び起こす契機になることを願ってやみません。
 皆様の熱いご支援、ご協力を、心からお待ち申し上げる次第です。

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