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『アンドレ・バザン研究』第1号刊行

2017年5月16日

人文社会科学部の付属機関である映像文化研究所内に発足した研究会「アンドレ・バザン研究」の会誌『アンドレ・バザン研究』第1号が創刊されました。

編集(共同)は、映画研究がご専門でもある、研究所副所長兼映画部門部門長の人間文化コース准教授の大久保清朗先生です。

以下が、内容目次となります。

大久保清朗「バザンの徴の下に――『アンドレ・バザン研究』創刊に寄せて」

[特集]作家主義再考
アレクサンドル・アストリュック「新しいアヴァンギャルドの誕生――カメラ万年筆」(堀潤之訳)
ロジェ・レーナルト「フォード打倒! ワイラー万歳!」(堀潤之訳)
アンドレ・バザン「ジャック・ベッケル『エストラパード街』」(角井誠訳)
フランソワ・トリュフォー「アリババと「作家主義」」(大久保清朗訳)
アンドレ・バザン「誰が映画の本当の作者か」(大久保清朗・堀潤之訳)
アンドレ・バザン「作家主義について」(野崎歓訳)
アンドリュー・サリス「作家理論についての覚え書き、一九六二年」(木下千花訳)

以下、「巻頭言」からの抜粋です。

 『アンドレ・バザン研究』は、アンドレ・バザン研究会の年刊誌である。
 二〇一六年六月二十二日に発足した本研究会は、アンドレ・バザン(一九一八―五八)の批評を総合的に再検討するべく、山形大学人文学部(二〇一七年度より人文社会科学部)の附属機関である映像文化研究所内に設置された。構成メンバーは、山形大学内外の十名の研究者である。バザンについての研究会と、会誌の発行を定期的に行い、そして将来的には公開の研究発表会、また海外の研究者・批評家を招聘してのシンポジウム・ワークショップ開催も視野に入れている。本誌はそれらの成果を発表する場とする。本号では翻訳テクストに集中したが、次号以降は会員を中心とした論文の掲載も予定している。それらを通じて、本研究会は生誕一〇〇年を目前に控えたバザンの映画批評の意義を問い直し、願わくば二一世紀の映画研究と映画批評の領域において、わずかかなりとも刺激をもたらさんとするものである。

なお会誌は非売品(無料)ですが、以下のブログに入手方法が掲載されております。

http://cahiersandrebazin.blogspot.jp/2017/05/blog-post_8.html

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