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鈴木 明宏

SUZUKI Akihiro

コース:経済・マネジメントコース
メールアドレス:asuzuki@
ホームページ:http://red.ribbon.to/~asuzuki/pukiwiki/index.php
オフィスアワー:水曜日13:00-14:30
専門領域:ゲーム理論、意思決定論、実験経済学
大学院担当:社会システム専攻 ゲーム理論
山形大学研究者情報:http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/739_ja.html

※メールアドレスの@以降は「human.kj.yamagata-u.ac.jp」になります。

研究テーマ

  • stable set,largest consistent setとdynamic processとの関連

論文

  • Non-Monetary Punishmentに対する互恵性の存在とその影響-繰り返し一方的最後通牒ゲーム実験による検証-,理論と方法,28(2) 203-219,2013年00月
    共著
  • Income earning opportunity and work performance affect donating behavior: evidence from dictator game experiments,The Journal of Socio-Economics,41(6) 516-526,2012年00月
    共著
  • 提携形成モデルを用いた市町村合併のゲーム論的考察―広島県江田島市の事例に基づいたシミュレーション分析―,山形大学大学院社会文化システム研究科紀要,(6) 35-45,2009年00月
    共著
    http://www-h.yamagata-u.ac.jp/others/journal.html
  • オーストラリア型財政調整による地方交付税改革,山形大学紀要(社会科学),39(1) 31-61,2008年00月
    共著
    http://www2.lib.yamagata-u.ac.jp/kiyou/kiyous/kiyous-39-1/kiyous-39-1-031to061.html
  • The Soft Budget Constraint Problem in a Dynamic Central Leadership Model,Economics Bulletin,8(1) 1-10,2008年00月
    単著
    http://econpapers.repec.org/article/eblecbull/eb-08h70010.htm
  • 効率化インセンティブを考慮した税源移譲のシミュレーション - 移譲財源の違いがもたらす財政的影響について -,日本経済研究,(56) 122-146,2007年03月
    共著
  • 市町村合併による歳出効率化と地方交付税削減&0d0a;―合併に関する意思決定を考慮した政策シミュレーション―,経済研究(一橋大学経済研究所),56(4), 317-330 ,2005年04月
    共著
  • 合併による市町村格差への影響,山形大学紀要(社会科学),35(2), 71-106 ,2005年04月
    共著
  • Farsighted Stability in an n-Person Prisoner’s Dilemma,International Journal of Game Theory,33(3), 431 - 445 ,2005年04月
    共著
  • 地方自治体における規模の経済の検証,山形大学人文学部研究年報,1 159-173,2004年04月
    共著
  • 多人数囚人のジレンマにおける先見的行動と協調関係の維持,三田学会雑誌, ,2000年10月
    共著
  • Farsighted Stability in Prisoner's Dilemma,Journal of the Operations Research Society of Japan, ,2000年06月
    共著

著書

相談に応じられる分野

  • ミクロ経済学・ゲーム理論

インタビュー

 ― : 先生のご専門はゲーム理論ですが、具体的にどんなことをやられているのでしょうか?
鈴 木: ゲーム理論とは人々の相互依存に対する研究です。自分の行動が他人の行動に影響を与え、また他人の行動が自分の行動に影響を与えるような状況を分析します。有名な例では「囚人のジレンマ」があります。また、ビール市場などは完全競争と呼ばれる状態ではなく、数社が市場シェアのほとんどを占める寡占状態です。このような状況では、例えば一社が新しいビールを出すと、他の会社はビールのシェアを奪われたりします。ゲーム理論は経済学・経営学・政治学など社会科学だけでなく、生物学などの自然科学を含む様々な分野で使われているのです1)。最近では、実験経済学と呼ばれる分野の研究もしています。理論と観察される行動が異なる可能性がある場合に、被験者を集めてゲームを実際にプレイさせることで行動データを集めて、その結果を分析するのです。
 ― : 心理学と似ていますね。
鈴 木: 一般的に、心理学者は個人の認識そのものに関心がありますが、経済学者は世界や一国全体としての平均的ふるまいに関心がある場合が多いという点で違いがあります。経済学というとお金のことだけを研究していると思っている人が多いのですが、実は人々の行動を考える学問なのです。その意味では、心理学とは近いと言えるでしょうし、近年では双方の分野で影響し合っていると思います。
 ― : ゲーム理論の面白さとは何でしょうか?
鈴 木: 新たなものの見方を獲得することができるという点ですかね。これは経済学を知らない人にとっての経済学と同じですが。私の学生時代には、ゲーム理論についてミクロ経済学の教科書にはほとんどちゃんと載っていませんでした2)。しかし、今ではゲーム理論とは経済学における重要な分析ツールになっていますし、ゲーム理論を使って書き直されたミクロ経済学の教科書さえあります3)。
 ― : 先生は高校生のころからゲーム理論を研究したいと思っていたのでしょうか?
鈴 木: いいえ。高校生のころは何も知りませんでした。ただ、家族が皆経済学部出身でしたので、経済学の本は周りに多くありました4)。また、数学が好きだったせいもあり、私も経済学部に入学しました。1年のとき、経済学部の先生が教養の数学を担当しており、そこで少しだけゲーム理論について説明してくれました。面白いなと思い、その後その先生のゼミに行きました。また3年生のとき生協で本を見ていたら先生が通りかがり、「別の先生が大学院でこの本を使って輪読しているから出るといいよ。伝えておくから」とおっしゃってくださり、いつの間にか参加することになりました。非常に大変でしたが、今思えばいい経験だったと思います。実験経済学も学会で知りやってみたいと思っていましたが、後輩の勤めている大学に実験の専門家が入ってきたことがきっかけで一緒にやり始めました。
 ― : 先生は出会いの運がとてもいいのですね。最後に高校生に一言お願いいたします。
鈴 木: 受験勉強というのは大学に入ってからの考えるベースを作るという役割もあります。また、新聞を読むにしてもただ読むのではなく、考えながら読むことをお勧めします。ただ知識だけを詰め込むのではなく、考えること・学ぶことを楽しめる人になってください5)。

1) 中山・武藤・船木編『ゲーム理論で解く』(有斐閣)には多くの応用例があります。
2) 岩井・伊藤編『現代の経済理論』(東京大学出版会)の第I章にその頃の教科書事情(私の学生時代はもう少し後ですが、似たようなものです)が書かれています。
3) 梶井・松井著『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』(日本評論社)を参照。
4) 絵本だってあります。ルイズ・アームストロング著『レモンをお金にかえる法-経済学入門の巻』・『続・レモンをお金にかえる法-インフレ・不況・景気回復の巻』(河出書房)が有名です。
5) 三田紀房著『ドラゴン桜』(講談社)にも同様の記述があります。

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