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西上 勝

NISHIGAMI Masaru

コース:グローバル・スタディーズコース
メールアドレス:masaru@
ホームページ:
オフィスアワー:月曜日12:30-14:00
専門領域:中国文学
大学院担当:文化システム専攻 中国中世文化論
山形大学研究者情報:http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/427_ja.html

※メールアドレスの@以降は「human.kj.yamagata-u.ac.jp」になります。

研究テーマ

  • 次に述べる (1)を中心的関心としつつ,(2)(3)を関連する副次的領域と位置づけ,研究を進めています。 (1)中国における叙事文学の形成と展開。事柄の終始または人物伝記を内容とする文学が,中国では今日に至るまで,どのような展開を遂げてきたのかを考察しています。唐宋古文を発端に,それと密接に関係する史伝,小説,詩歌,及び唐宋以降現代に至るテキスト群との関連を追及しています。 (2)20世紀中国小説の検討。中国では,「小説」と呼ばれる表現様式が,どのような過程を経て,文学と認知されるようになったか,(1)の考察を補助する分野とみなし考察を進めています。 (3)中国語史上の諸問題。とりわけ中世から現代に至る,文法及び談話・テキスト論に関わる諸問題の考究。

論文

  • 蘇黄題画跋と画人伝の成立,中国文史論叢,(5) 33-56,2009年03月
    単著
  • 墨竹と文学,東北大学中国語学文学論集,(14) 43-56,2009年11月
    単著
  • 『宣和画譜』小考,山形大学紀要(人文科学),17(1) 1-19,2010年02月
    単著
  • 林語堂と費孝通の「老いの文明論」,山形大学人文学部研究年報,(2) 63-84,2005年02月
    単著
  • 蘇洵晩学,山形大学紀要(人文科学),15(3) 1-22,2004年02月
    単著
  • 古文と母, 日本中国学会報、第53集(日本中国学会), ,2001年10月
    共著
  • 書評:松本肇著『唐宋の文学』, 中国文学報第62冊、中国文学会(京都大学), ,2001年04月
    共著
  • 笹川種郎『支那文学史』『支那小説戯曲小史』,『明治の中国文学史(稿)』平成8-10年度文部省科学研究費研究成果報告書, 46-56,1999年04月
    共著
  • 情史の発生,中文研究会(神戸大学),未名17号 , ,1999年03月
    共著
  • 明治の中国文学史(稿),平成10年度文部省科学研究費基盤研究(A)(1)研究成果報告書, ,1999年03月
    共著
  • 唐代小説における出会いをめぐって, 山形大学紀要(人文科学),14(1), ,1998年01月
    共著
  • 「俗語」と歴史物語, 集刊東洋学,76号、中国文史哲研究会(東北大学), ,1996年11月
    共著
  • 五代史記の序論について, 山形大学紀要(人文科学),13(2), ,1995年01月
    共著
  • 唐代古文と興亡の理,言語文化研究,13(1) 1-26,1993年04月
    共著
  • 「好古」の精神と文学的想像力, 言語文化研究(松山大学),12(2), ,1993年03月
    共著
  • 明道元年秋の嵩山登高,言語文化研究,10(2) 1-32,1990年04月
    共著
  • 「元和体」詩考(下)-白居易を中心に-,言語文化研究,8(1) 2,1989年04月
    共著
  • 「元和体」詩考(上)-孟郊・韓愈を中心に-,言語文化研究,7(1) 2,1988年04月
    共著
  • 韓愈の墓誌銘について,日本中国学会報,(39) 132-145,1987年04月
    共著
  • 杜甫「軽燕受風斜」句考,集刊車洋学,(51) 34-50,1984年04月
    共著
  • 『集韻』反切用字法上の一特徴,中国語学,(229) 85-97,1982年04月
    共著

著書

  • 中国の文学史観,創文社,2002年02月
  • 中国人の思考と表現,,2000年07月
  • 日・中・英言語文化事典,,2000年05月
  • 肉親への情愛と古文-林(]J5150[)の場合,『中国文人の思考と表現』,2000年04月

相談に応じられる分野

  • 中国語・中国の文化

インタビュー

 ― : 先生は中国文学について研究していらっしゃいますが、具体的にどのようなことについて研究していらっしゃるのでしょうか?
西 上: 私の専門は中国古典文学、特に散文論について研究しています。散文とは韻を踏む韻文に対して、韻を踏まないで書かれた文章のことです。中国の文学には、「詩」を主体とする韻文ジャンルの他に、散文の形式によるジャンルがあって、私はその変遷過程を追いかけています。中国の散文の特徴は一見したところその均質性にあり、新しい時代の文章が古い時代の文章の上に蓄積して厖大な量の作品が現存するのですが、新しい時代の文章のどこが新しい試みなのかを考えています。現代中国小説にも関心はあるのですが、古典文学の領域との関連付けは将来の課題です。
 ― : 現代の中国語の文章を訓読することは可能なのでしょうか?
西 上: いいえ。それはできません。二十世紀の初めに難解な文語を廃し、口語体の白話を使おうという白話運動が起こりました。そのため二十世紀の初めに白話文学が確立しました。ちなみに芥川龍之介の「杜子春」や中島敦の「山月記」は中国の説話を基にしていますが、そちらは文語文で書かれています。
 ― : 先生はどうして中国古典文学を専攻するようになったのでしょうか?
西 上: 高校時代は何を学んだらいいのか分かりませんでした。ただ世界史が好きだったので外語大に入り、中国語を専攻しました。英語以外の言語に触れ、目を開かれる思いをしました。学部のときは毛沢東の文章など現代語などを勉強していました。博士課程に進み、中国古典文学の読み方を学びました。ところで現代中国作品についてなにかご存知でしょうか?
 ― : そういえば知らないですね。今中国でどんなものが流行っているかも知りません。
西 上: 今、中国では日本の大江健三郎や村上春樹、アニメが流行っていますが、一方で日本の古典についてはよく知られてはいません。反対に、現代日本人は「論語」や「三国志」についてはよく知っていますが、中国の現代文学については多くの人が無知です。
 ― : どうしてそういう逆転現象が起きたのでしょうか?
西 上: 明治時代に西洋に学ぼうとしたため、漢文を捨てたのが大きな理由です。学術というと西洋のものになり、古くからある中国に反発もあったのだと思います。しかし、最近見直しが進んでいます。
 ― : 高校生に一言お願いします。
西 上: 中国と聞くと我々日本人は昔の「論語」や「三国志」等、古典文学に目を向けがちですが、現代中国文学も多様なものがあります。一括りにせず中国文学を楽しんでください。

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