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フィクションの哲学(改訂版)

清塚 邦彦(著)

勁草書房:2017年

〔内容紹介〕

 フィクションの概念をめぐって哲学の世界で展開されてきた多様な論議について、英語圏の分析哲学を軸に、概説的な紹介と批判的検討を行いました。絵画や映像作品などの視覚的な作品も視野に入れた包括的なフィクション論を企図した本です。フィクションに特有の統語論的特徴、真偽や指示に関する意味論的考察、作者や受容者を巻き込んだ語用論的な論議について、順次検討を進めてゆき、最終的に、フィクションを子どもの〈ごっこ遊び〉の発展形態として捉える立場を支持しています。改訂版では、文学的なフィクションに焦点を絞り、特に語用論的な論議について初版よりも掘り下げた検討を行いました。

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