ホーム

地図でみる山形

山田 浩久(編著)

海青社:2021年

〔内容紹介〕

 本書は、山形県の旧44市町村の市街地部分の地図を提示し、その地形的特徴や歴史的変遷を解説することから、山形の風土を理解してもらうことを目的に作成した。また、地図主体の構成となっており、平易な文章で解説しているため、一般の住民や旅行者が視覚的に山形を捉えるガイドブックとしても活用できるはずである。
 現在、山形県の市町村のほとんどは人口減少に悩んでいる。しかし、そもそもそこに集落が発生したということは、そこに人が集まる必要性や魅力があったということである。それは地形的に安全な場所だったということもあるし、逆に災害には脆弱な土地であっても交通(舟運)には魅力的な場所だったという場合もある。城が築かれて城下町として成長した町もあれば、港町として商業に特化した町もある。それぞれの栄枯盛衰が現在の景観を作り出したと考えれば、見慣れた街並をもう一度見直してみようと思う住民も出てくるであろうし、通過するだけだった土地に立ち寄る旅行者もいるかもしれない。

ページトップへ

ページトップへ

サイトマップを閉じる ▲