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山形大学YU-GP 現地学習を中心にした災害復興学の実践 -「地詩学」における取り組み-

阿部宏慈・山田浩久(著)

山形大学人文学部叢書3:2013年3月

〔内容紹介〕

 東日本大震災を教訓にして,記憶を希薄化させることなく,今後の防減災を含めた復興の在り方を考えいかなければならないとの考えから,山形大学では,2011年12月15日,宮城教育大学,福島大学と共に「災害復興学」を学長の共同声明という形で立ち上げた。さらに,2012年3月4日には,「災害復興学」の立ち上げシンポジウムを開催し,県内外からの関心が高まる中で今後の動向が注目されている。
 これらの状況を鑑み,人文学部では,2012年度後期開講科目の一つである「地誌学」において,「現地学習を中心にした災害復興学の実践」と題する教育プログラムを実施した。本書は,同講義の担当者が現地視察や住民との直接対話による災害復興学の実践過程を報告するものであり,学生の事後レポート82編,学生グループによる最終報告会資料6編を収録する。併せて,本書は,同講義がもたらした成果や作業上での課題も提示しているため,今後,新たに震災関連授業を計画する教員やそれを受講しようとする学生の指針にもなるはずである。
 なお,本教育プログラムは人文学部の統括教育ディレクターが中心となって企画され,2012年度における山形大学YU-GP制度の取り組みに採択された。

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