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樺太40年の歴史

天野 尚樹

全国樺太連盟:2017年

〔内容紹介〕

 1945年以前の日本の最北は北海道ではなかった。北海道最北端の稚内市宗谷岬から43キロ北にサハリン島という細長い島がある。面積は北海道とほぼ同じ。その島のほぼ真ん中、北緯50度線が70年以上前は日本の最北だった。そこは樺太と呼ばれた。
本書は、日露戦争(1905年)による日本の占領によってはじまり、日ソ戦争(1945年)によるソ連の占領によって終わる40年間の樺太の歴史を通史として叙述した世界ではじめての試みである。漁業、林業、石炭業といった豊富な資源に惹きつけられて移住した人びとの暮らしを4人の歴史家の手で再構成した。
約40万人が暮らした島の歴史は、元島民たちの相互扶助・親睦団体の一般社団法人全国樺太連盟(2021年解散)から委託を受け、樺太の歴史を後世に伝える連盟の事業と学界の協働作業として出版された。

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