台湾師範大学台湾史研究所院生8名が人社主催の短期研修に参加しました(2025年7月30日~8月5日)
2025年10月28日
2025年7月30日から8月5日にかけて、台湾師範大学台湾史研究所の大学院生8名と引率教員2名が、人文社会科学部主催の短期研修のために、はるばる山形大学へ来てくださいました。
研修の幕開けとなった7月30日と31日には、人文社会科学部の教員による特別講義が開催されました。安部伸哉専任講師の「近世日本のライスマーケット」、小幡圭祐准教授による「地図と写真から読み解く三島通庸の山形県都建設」、そして「くずし字を学ぶ」、さらに森岡卓司学部長の「山形を詩にどう描くか──真壁仁と長崎浩」。これらの魅力的な4つの講義を通じて、参加者の皆さんは日本の歴史や文化の奥深さに触れ、その理解を一層深めてくださいました。授業の合間には、清風荘での優雅な茶道体験や、男山酒造の見学も実施され、日本の誇る茶道と日本酒について学ぶ貴重な機会となりました。そして、山形大学の学生11名との交流会では、活発な意見交換が飛び交い、友情の芽生えを感じさせる素晴らしい時間となりました。
8月1日と2日には、台湾の学生と、人文社会科学部グローバルスタディーズコース中国語専攻の学生5名が協力し、山形市内での街頭調査に繰り出しました。学生たちは市内の博物館や美術館、歴史ある文翔館などを巡り、山形の多様な魅力を自らの足で発見し、感動を分かち合いました。
研修の締めくくりとなる8月4日と5日には、蔵王坊平高原の「ヒュッテ・ハイジ一」にて、心に残る一泊二日の合宿が行われました。この合宿では、街頭調査の報告会が開催され、参加者間では熱のこもった議論が交わされました。本学の日本人学生6名、台湾師範大学の大学院生8名、そして両大学の教員が一体となり、山形の豊かな自然、文化、歴史を心ゆくまで満喫しながら、山形の素晴らしい風土の中で、日本と台湾の間に深い友情と交流が花開きました。
本研修は、山形大学人文社会科学部国際交流委員会、温かいご支援をくださった後援会、そして台湾師範大学国際事務処、台湾師範大学台湾史研究所からの多大なる補助があってこそ実現しました。心より感謝申し上げます。
企画・運営
陳竺慧(人文社会科学部専任講師)
赤倉泉(人文社会科学部准教授)
許時嘉(人文社会科学部准教授)

▲漢字一文字で自分を表現する。

▲合宿に参加した皆さん。

▲美味しい朝ご飯と心温まる交流。

▲初めての線香花火!



