人文社会科学部総合法律コース卒業生が 令和7年司法試験に合格!
2025年11月27日
人文社会科学部総合法律コース卒業生の松崎雄翔さん(高橋良彰ゼミ(民法ゼミ)所属)が、令和7年司法試験に合格しました。
~松崎さんから受験生および在学生へのメッセージ~
こんにちは。2022年に山形大学を卒業した松崎雄翔(まつざき・ゆうと)です。卒業後は千葉大学専門法務研究科(法科大学院)に進学、その後2025年7月に行われた司法試験に合格しました。
私は東日本大震災直後、法テラスによる被災者に対する無料法律相談を受けた経験があり、司法過疎地(弁護士の数が少ない地域)や経済的・心理的な障壁により法的サービスを利用することが困難な者に対する法的支援に興味がありました。これが私を弁護士への夢に突き動かすきっかけとなりました。
大学時代では2年冬頃から法科大学院受験に向けた学修を進め、所属する民法ゼミに積極的に参加したり、模擬裁判実行委員会に参加したり、裁判傍聴に出向いたりしていました。しかし法科大学院既習(2年)入試で失敗、更なる起案力を高めるため未修(3年)で入ることとなりました。その後はこの挫折をばねに、司法試験に一発合格しました。
ここで、在学生及び受験生に向け3つの「L」をアドバイス。
まず1点目は「Learn Proactively」(主体的に学べ)。山形大学人文社会科学部では、法律学、経済/経営学、政治学/行政学、社会学、文化研究等の学際的な知識を学べます。変化の激しい現代社会では、少子高齢化、環境問題、地域紛争、情報社会における倫理等の課題が日日生起し、どれも1つの切り口からは説明がつかないものばかり。深く幅広い教養を得、柔軟な思考力を育み、課題解決能力を養うことは、今後いかなる方面に就職しようとも非常に重要なスキルです。
山形大学人文社会科学部は、多角的な視点から社会課題を見つめるためのカリキュラムが充実しています。大学での学びの際には、社会課題に常に目を配り、今日学んだことがどのように課題解決に活きてくるか振り返る姿勢を常に持ち合わせてください。また受験生は、大学での学びを通じていかなる社会課題に取り組みたいかをイメージし、それを動機に受験勉強に励んでください。
次に、「Lean on」(頼れ)。山形大学人文社会科学部では、教授と学生との距離が非常に近く、学習・就職に際し相談できる環境が整っています。
山形大学人文社会科学部からの大学院・法科大学院進学は、公務員・民間への就職と比べ極めて少なく、私も周囲に法科大学院志望がいなかったため孤独感を覚えたことすらあります。しかし教授陣からの院試に向けた温かい学習指導により孤独感が薄れ、法科大学院への合格、ひいては司法試験の合格に至りました。皆さんには、学友・教授といった人的環境を積極的に頼りにし、自己の進路実現にいそしんでください。ここで得られた人間関係や学びは、一生の宝物になるはずです。
最後に、「Launch」(着手せよ、始めよ、発進せよ)。大学生活の4年間は自由な時間が多く、サークル活動で新たな趣味を得仲間と交流したり、留学で様々な文化に触れ見識を深めたり、資格取得で自らの専門スキルを磨いたり、起業やゼミでの研究を始めたり(これは「Launch」の本来の意味ですね)と、自己実現に向けた様々なことに着手することにぴったり。それらを通じて得た人間関係、目標を決めて熱心に物事に取り組む姿勢、逆境や挫折から学び乗り越える力は、人間としての成長の原動力です。
ぜひ山形大学での学生生活を通じて、「Limitless(限界のない)」な自己の可能性を開拓しましょう。
最後になりますが、今回の司法試験合格を非常に喜んでくださった山形大学の先生方及び職員の皆様に、この場を借りて、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
2025年11月21日
松崎雄翔




