ホーム

地域連携活動の実践―大学から発信する地方創生―

山田 浩久(編著)

海青社:2019年3月

〔内容紹介〕

 本書は、青森県、秋田県、山形県、福島県において、学生と共に地域連携活動に取り組む5人の研究者がその実践内容を紹介し、編者が今後の展開の可能性についてまとめたものとなっている。掲載されている事例は、COC事業、留学生の学習支援、インターンシップ、ゼミ活動等、多岐に渡る。
 大学による地域連携活動は、大学の事業として行っているものと各教員の研究や授業の一環として行っているものとに大別される。前者は予算や人員に比較的余裕がある反面、機動力や継続性に問題がある。一方、後者は各教員の負担が増大するものの、地域に根ざした草の根的な活動を継続することができる。地方大学が地域連携活動を定着させ、知の拠点として機能し、地域に貢献していくためには、大学と教員が高度人材育成という大学の本分を中核に据え、地域連携活動に共通の理解を示した上で、相互に協力しあう体制を整備していく必要がある。

ページトップへ

ページトップへ

サイトマップを閉じる ▲