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地方観光の広域化に関する現状と今後の方向性

山田 浩久(編著)

山形大学人文学部叢書10:2017年3月

〔内容紹介〕

 本書は、山形大学のCOC事業「自立分散型(地域)社会システムを構築し、運営する人材の育成」事業における分野別研究の一つとして、編者が上山市で行った調査研究をまとめたものである。
 インバウンド旅行者の誘致は、国策として推し進められているが、東北地方は地理的位置、地形的制約に加えて東日本大震災に見舞われたこともあり、他地方よりもその進行が緩やかである。インバウンド旅行者の誘致を加速化するためには、小規模観光地が連携し、集団化することで情報発信力を強化する必要がある。本書では、同様の問題意識を持って活動している研究者の研究事例を紹介すると共に、学生参加型の調査を通して、上山市の観光資源と関連づけられる県内及び隣接県の観光資源を抽出し、地方観光を広域化させていくための施策を提案した。施策提案の主体は学生であり、上山市で行った現地報告会では地元関係者から高い評価を得ることができた。

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