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Geography of Post-Growth Society

Masateru Hino and Jun Tsutsumi (editors) , Hirohisa Yamada (coauthor)

東北大学出版会:2015年3月

〔内容紹介〕

 本書は,Post-Growth期における日本の都市構造の変容を海外に向けて報告する学術書である。少子高齢化の進行に伴い,わが国の都市は単に都市域を空間的に拡大させるような成長から,都市機能を集約させ効率的な都市運営を促進させる「成長」への転換を迫られている。空間的拡大に代わるこの新たな都市「成長」は,都市の地域的な特徴に大きく左右されるため,その解明には個別事例研究の積み重ねが必要とされている。本書は,わが国の大都市圏域に関する論考9編,地方都市に関する論考4編によって構成され,人口,就業,住宅,地価等の観点から変わりゆく都市構造の実態が報告されている。
 本学の山田浩久は,10章のSpatial Characteristics of Land Evaluation in the Tokyo Metropolitan Area after Great East Japan Earthquake を担当した。同章は,Post-Growth期に入り,土地評価も大きく変化している中で発生した東日本大震災が東京大都市圏の地価形成に与えた影響をまとめたものであり,土地評価に関わる新たな視点の出現とそれによる問題点が指摘されている。

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