平成29年度 山形大学公開講座[人文社会科学部]「自由貿易と海外進出-法律・経済・経営の視点から」を開催します。
2017年8月21日
ヒト・モノ・カネ(労働・財・資金)は、近年のグローバル経済が進む以前から国境を越えて経済活動を支えてきた。近年は、グローバル化の進展に伴い、さらにその流動性が高まっている。特に貿易は、生活を豊かにし、経済発展に寄与してきた。今後、グローバル化がさらに進展することにより、自由貿易協定が結ばれ、自由貿易が進むことが予想される。
その反面、貿易は、貿易摩擦を引き起こしてきた。例えば、1960年代から1980年代にかけて起きた繊維、鉄鋼、カラーテレビ、自動車、半導体による日米の貿易摩擦があげられる。近年では、国内・域内の経済格差の原因として自由貿易が敵視されている。イギリスのEU離脱、TPPやNAFTAに懐疑的なトランプ政権の誕生は、自由貿易の負の側面への反発でもある。
そこで本講座では、「自由貿易」という広いテーマを設定し、法学、経済学、経営学の視点からアプローチする。本講座は、受講者に自由貿易の「真意」を理解する手がかりを与えると同時に、どの様に自由貿易時代を生き抜くかを考えるきっかけを与えることが考えられる。さらに、分野間の垣根を超えた学際的な研究の可能性を探る試みになると考えられる。
【日 時】平成29年9月21日(木)から10月19日(木)
午後6時30分~8時10分
【場 所】山形大学人文社会科学部 講義室
【対 象】一般市民・大学生・高校生 定員30名
【受講料】一般2,000円 ※大学生・高校生無料
【募集期間】平成29年8月21日(月)から9月15日(金)
【お問合せ先】山形大学人文社会科学部事務室
電話:023-628-4203
E-mail:jisoumu@jm.kj.yamagata-u.ac.jp