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イベント

シンポジウム「大正・昭和期における東北の写真文化」を開催します。

2018年12月17日

山形大学人文社会科学部附属映像文化研究所では東北の写真史を調査研究するプロジェクトの一環として以下のシンポジウムを開催します。どなたでも来聴いただけますので、ご興味ご関心のある方は是非ご参加ください。

シンポジウム「大正・昭和期における東北の写真文化」

【日時】
2018年12月22日(土)13:00~17:30

【場所】
人文社会科学部205教室(人文社会科学部棟1号館2階)

【プログラム】
13:00 開会の辞
13:05 《パネル発表 第一部》
・高橋 しげみ(青森県立美術館 美術企画課学芸主幹)「戦後開拓写真と東北」
・平澤 広(萬鉄五郎記念美術館 学芸員)「岩手の写真芸術事情」
・山本 丈志(秋田県観光文化スポーツ部文化振興課 副主幹)「秋田の近代写真 小西正太郎、石田喜一郎、千葉禎介について」
14:55 《パネル発表 第二部》
・三上 満良(宮城県美術館 副館長)「宮城県の写真史-大正~昭和前期の動向」
・岡部 信幸(山形美術館 副館長兼学芸課長)「細江英公『鎌鼬』と東北」
・堀 宜雄(福島県立美術館 学芸員)「アートクラブから二葉会へ 福島の写真団体形成と世代交代」
16:45 《ディスカッション》
― 司会:石澤靖典(山形大学人文社会科学部教授)
17:30 閉会

【その他】入場無料、参加予約不要

【趣旨】 
 大正から昭和前半期にかけて、日本の写真文化は多様な変化を遂げました。それまでもっぱら記録として撮影されることの多かった写真に対し、絵画的表現や前衛性を求める芸術写真、社会的事件や戦況を伝える報道写真、世の中の実相に目を向けるリアリズム写真など、新たな技法と理念が次々に提唱されました。こうして写真の可能性に広がりが生まれる一方、そのような中央の目まぐるしい写真界の動きに対し、東北の写真家や写真団体がどのような反応を見せ、全体としてどのような地方色を打ち出すに至ったのかについては、これまで必ずしも明らかにされてきませんでした。
 このシンポジウムでは、従来、共同研究されることの少なかった大正・昭和期の東北6県の写真文化を対象に、各県の地域性をあらわにする写真の実例と特徴ある作家および団体の活動を検証します。具体的には、東北の美術館・博物館で、地元の写真史にまつわる調査や展覧会企画に携わった経験のある学芸員の方々を各県から一名ずつお招きし、知られざる写真家の活動や研究の現状について報告していただきます。これらの議論を通し、各県の風土に根差した豊かな写真文化の一端が明らかになるでしょう。最終的に、それぞれが県境を跨いてどのようにつながりあっていたのか、あるいは中央の新たな芸術運動に対してどのような地方意識を有していたのかを検討することで、この時代の写真に通底する「東北的なるもの」を探ってまいります。

【主催】山形大学人文社会科学部附属映像文化研究所

チラシ

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