令和元年度 山形大学公開講座[人文社会科学部]『冷戦の縁－時代と空間の区分を考える－』を開催します。
2019年4月26日
ベルリンの壁が崩壊してからちょうど30年がたちます。 1989年11月10日のあの象徴的な出来事を記憶されている方も多いでしょう。あの壁は、何を分けていたのか。ベルリンの壁に象徴される冷戦体制は、世界をさまざまに区分していました。資本主義世界と社会主義世界があり、東と西がありました。第三世界があり、北と南がありました。モダンがあり、ポストモダンがありました。革命があり、独裁があり、解放がありました。豊かさがあり、貧しさがあり、暴力があり、平和がありました。
歴史と現在を、日本と世界を、時空間をまたいで日々研究し、教育する教員が人文社会科学部にはそろっています。本講座では、他大学からのゲストも交えて、冷戦という時代構造と空間構造を、歴史的射程から、また、ヨーロッパとアジアから、みなさんとともに考えたいと思います。世界史と自分の歴史がシンクロし、現在と未来の姿が見通せるような時間をともに過ごしてみませんか。
【日 時】令和元年6月17日(月)～6月26日(水)
午後6時30分～8時10分（計5回）
【場 所】山形大学人文社会科学部1号館1階103教室
【対 象】一般市民・大学生・高校生 定員30名
【受講料】一般2,000円 ※大学生・高校生無料
【募集期間】令和元年5月14日(火)～6月3日(月)
