山形大学 法学会 研究会 「フランスにおける死刑制度の歴史」を開催します
2023年7月18日
日本で死刑制度は当然の存在であり、大量殺人事件が起こると、“犯人は死刑だろう”という会話が普通にかわされます。しかし世界的には死刑制度を廃止した国が多く、死刑制度のある日本は(アメリカや中国と共に)少数派なのです。たとえばギロチン発明の地フランスの死刑制度は四〇年以上も前の1981年に廃止されています。ただ、そのフランスでも、今日なお死刑制度の復活も含めて様々の議論が続いているとのことです。本講演会では博士論文「Le Châtiment suprême. L’application de la peine de mort en France (1906-1981)」(最高の懲罰:フランスにおける死刑の適用 1906-1981)にて各種の学術的な賞を受けている研究者 Nicolas Picard 氏に、死刑制度の歴史や廃止後の問題についてうかがいます。死刑制度、またフランス社会に関心がある方は是非おいでください。
(法学会主催の研究会ですが、会員以外の方、学生の参加も歓迎いたします。)
◇ 山形大学 法学会 研究会
・「フランスにおける死刑制度の歴史」
・講師:ニコラ・ピカール(パリ第一大学連携研究員)
・日時:2023年8月1日(火)14時40分~16時10分
・場所:人文社会科学部 3階 301教室
(予約不要/参加無料/日本語逐次通訳あり)
・連絡先:松本邦彦(山形大学法学会/人文社会科学部 電話023-628-4250松本研究室)