海外提携校学生サミット2024を開催しました!「提携校ネットワークで社会問題について考える」
2024年3月14日
令和6年2月28日(水)、山形大学と台湾、モンゴル、タイの学術交流協定校による「海外提携校学生サミット2024」を開催しました。
山形大学は31カ国・地域、89の大学や機関と学術交流協定を結び、在学生への留学支援を行っています。2020年のコロナ禍により、一時的に交流が停滞しましたが、その代わりにオンラインでの交流を行うことが多くなりました。
今回の企画は、このオンラインの利点を活かし、山形大学と学術交流協定を結ぶ複数の大学・機関とを同時につなぎ、学生同士の交流を行おうというものです。山形大学の他に、台湾の輔仁大学(Fu Jen Catholic University)、モンゴルの新モンゴル学園(New Mongol Academy)、そしてタイのメーファールアン大学(School of Social Innovation Mae Fah Luang University)の学生が参加し、各国や各大学における社会問題に関する取り組みについて討論を行いました。
山形大学からは、模擬裁判実行委員会の学生より、DV、ヤングケアラー、同性婚などの社会問題について、劇によってわかりやすく伝えてきたという取り組みについて報告がありました。輔仁大学からは、台湾原住民やへき地の教育問題に対する取り組みについての報告がありました。新モンゴル学園からは、新モンゴル工科大学の構成および教育内容、それから環境問題や社会問題に対する取り組みについての報告がありました。メーファールアン大学からは、タイおよびミャンマーにおける森林伐採と気候変動問題、そして弱い立場にある女性が犠牲になるという現状についての報告がありました。
休憩の後、今度はそれぞれの国の現状およびそれに対する取り組みについて、質疑応答が行われました。討論が深まってくると、日本語と英語でお互いが質問をくり返す状況が続きました。
サミット終了後には、引き続きオンラインでの懇談会を行いました。今度は一転して和やかな雰囲気で、お互いの生活や文化に関する質問が飛び交いました。
このような形で、山形大学だけでなく、学術交流協定校の学生が相互に交流することができました。これからも、このような交流を継続していくことを確認して、閉幕しました。
今回は初めての試みで、試行錯誤もあったのですが、お陰様で刺激的な内容になりました。来年以降はさらに改善を加えた上で、より刺激的なサミットを行っていきたいものです。