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お知らせ

ウィズコロナの時代のワークライフバランス − オンライン研修会を開催

2021年1月28日

2020年12月23日、元厚生労働省事務次官の村木厚子先生をお招きし、小白川キャンパスワークライフバランス研修会をオンラインで開催しました。
村木先生は、長年に渡り、厚生労働省で男女雇用機会均等施策や育児・介護と仕事の両立の推進施策に携わってこられました。現在は、津田塾大学客員教授、伊藤忠商事社外取締役、「若草プロジェクト」呼びかけ人など、多方面で活躍されています。

研修会では、村木先生に、「ウィズコロナの時代のワークライフバランスを考える」というテーマでご講演いただきました。わが国の人口構造の変化、一般会計における歳出と歳入の推移といった基礎データを基に、働き手を増やし、生産性の高い働き方が求められていることを具体的に示していただきました。また、国際的な調査によれば、女性の社会進出が高い国ほど合計特殊出生率も高いこと、夫の家事・育児時間の長さと女性の継続就業の関連性が明らかになっているとのことです。ダイバシティーの推進は、働き手を増やすだけにとどまらず、異なるものとのつながりがイノベーションを促進すること、そのためには長時間労働を見直し、どのように生産性を高めるかといった意識改革が求められていることを再認識しました。コロナウイルス感染拡大によって必然となったオンラインでのコミュニケーション、リモートワークは、こうした意識改革、発想の転換を促すものといえます。そしてこのようなツールは、「地方にいる」不利益を大きく減殺したとともに、これからは「地方にいる」ことをどのように活かすのか、何を創造していくのかが問われるのだと思います。

後半のQ&Aセッションでは、大学における女性管理職を増やすための施策、若年女性の県外流出の問題、大学評価における人材育成の重要性などについて、玉手学長を交え、質問、意見交換がなされました。約110名の教職員の方々にご参加いただき、大変有意義な研修会となりました。

講師の村木厚子元厚生労働省事務次官

開会あいさつ:清塚邦彦小白川キャンパス長

あいさつ:玉手英利学長

あいさつ:小島浩孝理事(男女共同参画推進担当)

司会のコーエンズ久美子教授

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