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人文学部法経政策学科法律コース(現・人文社会科学部総合法律コース)卒業生が 令和4年司法試験に合格!

2022年9月19日

 人文学部法経政策学科法律コース(現・人文社会科学部総合法律コース)卒業生(小笠原ゼミ(民法ゼミ)所属)の木俣哲さんが、令和4年司法試験に合格しました。木俣さんは2019年3月に人文学部法経政策学科法律コースを卒業、2020年4月に東北大学法科大学院(既修者コース)に進学、2022年3月に修了し、1回目の挑戦で見事に合格を勝ち取りました。学部でも法科大学院でもいわゆる司法試験予備校には通わずに、大学の講義や演習を通じて実力をつけてきました。

~木俣さんから受験生および在学生へのメッセージ~

 こんにちは。山形大学卒業生の木俣哲です。山形大学の受験を考えている受験生の方々や在校生の皆さんに対して、これまでの大学生活や卒業後の体験を踏まえたメッセージをお伝えします。今後の参考にしていただければ幸いです。

 私は、「文系で将来役立ちそうなのは法律かな」などと漠然と考え、特に深く考えることなく法律コースを選択し、大学に入学しました。その後は、一応おぼろげには三年生前期あたりまでは法科大学院に進学し、法曹を目指したいという希望は持っていたのですが、入試に向けた勉強をするようなこともなく、結局周りの友人たちにつられる様に公務員を目指すことにし、三年生の後期から公務員試験の勉強を始めました。しかし結果としては、一次の筆記試験には受かったものの、二次の面接試験で不合格。4年生の8月にして自身の将来が何も決まっていない状況になってしまいました。その後、担当の先生に相談した結果、東北大法科大学院への進学を目指すことにし、一浪して何とか合格、入学後はストレートで卒業し、司法試験にも一回目で合格することができました。
 このように、私が司法試験を本格的に意識したのはかなり後のことです。さすがにロースクールの入試のために浪人することは勧められませんが、それでも3年生の夏くらいから勉強を始めれば十分に間に合ったことになります。私の大学生活は、特に法律の講義に力を入れ、所属する民法ゼミにも積極的に参加していました。このような姿勢が司法試験合格につながったと思っています。しかし、サークルや学内のイベントにももっと参加したかったという悔いもあります。
 大学生活は自由な時間が非常に多くあります。いろいろな行事に参加することができますし、学部学科の選択はあるとはいえ、様々な分野の学問の講義を専門家の先生から受けることができます。在校生の皆さんには、これらに全力で参加して欲しいです。それでやりたいことが見つかれば素晴らしいことですし、見つからなかったとしても、そこでの経験や人間関係は必ずその後の人生の助けになります。私は法律の講義に注力した結果、幸いにも司法試験という目標を見出すことができました。しかし自ら選択肢を狭める必要はありません。様々なものに取り組み、様々な道を見つけてほしいです。そして3年生夏のあたりからある程度絞っていけばいいんです。それで十分間に合います。
 受験生の皆さんは、この話を聞いて大学生活に不安を抱かれたかもしれません。しかし、自らやりたいことを選んでそれに全力で取り組むというのは、何よりも楽しいものです。
 全力で取り組み、楽しむといっても、動き出しにはエネルギーが必要です。それゆえに私は、大学生活における多くの機会を逃してしまいました。しかし一度動き出せば、みなさんには数多くの可能性が広がっています。山形大学は、学生数も多く、施設等も充実しているため、数多くのことに取り組むには最適な環境であると自信を持って言えます。在校生の皆さんは、山形大での学生生活を全力で楽しんでください。受験生の皆さんは、大学生活での自分をモチベーションにして、受験勉強を頑張ってください。

令和4年司法試験に合格した木俣哲さん

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