神澤ゼミがインターカレッジ民法討論会に初出場・初優勝!
2024年12月27日
人文社会科学部法律コース・神澤ゼミが、2024年12月15日(日)、龍谷大学深草学舎で開催された第31回インターカレッジ民法討論会に出場しました。
今年のインターカレッジ民法討論会には、山形大学のほか、九州大学、京都産業大学、法政大学、龍谷大学(以上、50音順)といった日本全国から5大学7ゼミが出場しました。今年は七戸先生(九州大学)により「すみれの会事件」をモチーフに、金銭所有権の「占有=所有」理論、倒産隔離効を持つ信託の認定等を深く考えさせる超難問が出題され、法律の解釈・適用の正確さや質疑応答の的確さを競いました。
投票は、すべての立論・討論を聞いた一般聴講を含む学生及び教員により行われ、本年度は、山形大学・神澤ゼミが優勝しました。なお優秀質問者賞の最多得票は、神澤ゼミの鈴木花心さんと樋口結衣さんでしたが、ゼミの立論者として優勝の表彰を受けられたため、教員の合議によって優秀質問者賞から外していただきました。
参加された学生の皆さんは、いずれも、問題公表から討論会までの1ヶ月間、自分たちの力で入念な検討を重ね、当日は、それぞれの立場や討論、また討論終了後に行われた出題者解説に続く教員討論を通じて、多くの学びを得ることができました。この経験を、今後のゼミ活動や、後輩にも繋げていって欲しいと思います。
<樋口さんと鈴木さんのコメント>
樋口さん:
4月にゼミに入ってから、このインカレ参加を目標に、判例報告や事例問題に取り組んできました。大きな目標でしたが、自分たちなりに持てる力を精一杯出すことができました。そして、その結果優勝することができたことを大変光栄に思います。
ですが、先生方の講評や他ゼミによる質疑等で沢山のフィードバックを受けることが出来たので、まだまだ検討の余地があったのだなと痛感しています。
一緒に参加してくれた鈴木さんや、日頃指導して下さった神澤先生、そして大会運営関係者様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
鈴木さん:
初めての参加で緊張しましたが、大きな会場の中たくさんの方と議論を交わすことができて楽しかったです。問題が難しく、二人での準備は大変でしたが、樋口さんの発想力や前向きな発言に何度も助けられ、なんとか当日を迎えることができました。30年を超える歴史ある大会で優勝することができてとても嬉しかったです。
また、インカレ終了後、京都産業大学の坂東先生のゼミの皆さんと一緒に懇親会に行けたことも良い思い出です。京都の街並みや美味しい料理を楽しむことができました。
このような機会をくださった関係者の皆さん、本当にありがとうございました。