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研究・地域連携

住みよいまちづくりへの提言 学術的知見を活かして

2021年4月12日

山形大学人文社会科学部の研究グループは、小学校の保護者と山形大生を対象にした安心・安全意識に関するアンケート調査の結果をまとめました(山形大学人文社会科学研究年報第18号)。

本調査は、人文社会科学部の研究グループ「地域社会における安心・安全に関する学際的研究拠点」(YU-COE(M))が実施。山形大学周辺の小学校の保護者(2018年12月)および山形大学の学生(2019年1月)を対象にアンケート調査を行い、その結果を山形大学人文社会科学研究年報第18号に特集号論文としてまとめました。

この調査により、災害への備え不足や頼れる人の少なさ、精神的な悩み相談相手の相談機関を結びつける手段の不足、避難地図や避難場所の認知度の浸透具合、大学生の自転車運転への不安が浮き彫りになりました。

交通事故や災害、精神的な健康の悪化など様々なリスクがある現代社会。このようなリスクは科学と社会の双方に関わる課題であり、解決には大学と地域社会の連携が重要です。人文社会科学部では、認知科学、地理学、社会学、情報科学、行動科学、臨床心理学の研究者が連携し研究プロジェクトを推進してきました。安全安心な社会の実現につながる価値創造を目指し、本研究拠点は今後も自治体、大学と連携を進めていきます。

記者会見で発表する阿部晃士教授(左)、大杉尚之准教授(中央)、本多薫教授(右)

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