第二期山形仙台圏交流研究会第63回研究会
2013年12月11日 10時30分~12時00分 於:人文学部AV演習室 (3号館5階)
人文学部より8名、山形県村山総合支庁より2名の参加を得て開催された。
1.議題「仙山線の魅力--新・仙山線ものがたりに向けて」(東北大学工学研究科 後藤光亀先生)
前回,下平先生より仙山線シンポジウム(7月開催)での講演が紹介された後藤 先生をお呼びして,仙山線をめぐる取り組み状況をお話し頂いた。主にこれまで仙台側で繰り広げられた,広瀬市民センターや関山街道フォーラム協議会を拠点とした市民レベルでの仙山線調査・研究について解説された。
先生の解説の中から,仙台側では,今回の土木遺産認定に取り組む遙か前から,初めての交流電化路線である仙山線に対する調査が,鉄道ファン,歴史ファン,町おこし関係者等,多様な人々,集団によって多層的に取り組まれていたことが 明かなった。
その後の質疑では,主に山形側に望む活動について質問があり,地質学調査や開通時の地元新聞等古文書の解読に協力しうる研究者,地域資源を調査する市民ネットワーク,地域研究の教材を共同で作成する高校教員等の紹介を挙げられた。 また,活動の目的については,推奨土木遺産認定や観光開発に止まらない,息の長い,市民にとっての仙山線ものがたりの作成を指摘された。
2.その他
特になし。