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教員紹介

高橋 良彰

TAKAHASHI Yoshiaki

コース:総合法律コース
メールアドレス:kouryou@
ホームページ:
オフィスアワー:シラバスを参照してください。
専門領域:民法、民法史、不動産登記法
大学院担当:社会システム専攻 不動産取引法
山形大学研究者情報:http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/214_ja.html

※メールアドレスの@以降は「human.kj.yamagata-u.ac.jp」になります。

研究テーマ

  • (1)不動産登記制度を,歴史的・体系的に研究しています。その際,特に実務的な課題と理論的な課題とを統合しながら,制度主旨・担い手論(司法書士制度)などを中核とした,あるべき不動産登記像を呈示することをめざしています。(2)旧民法典を素材に,民法の体系的検討をめざし研究しています。その際,特に民法典が歴史的に形成されてきたことを重視し,(3)旧民法典・明治民法典の編纂過程を再検討し,資料などを再発掘・紹介することにつとめています。

論文

  • 不動産登記制度と予防司法,月報司法書士,(536) 4-11,2016年10月
    単著
  • 登記制度の担い手はどうなるのか,市民と法,(100) 49-55,2016年08月
    単著
  • 司法省法学校における日本民法草案財産編講義とボアソナード,BU100ボアソナード・梅謙次郎没後100周年記念冊子上巻 報告集, 70-104,2015年03月
    単著
  • 明治民法典はなぜ別冊で制定されたか,山形大学紀要(社会科学),45(2) 75-87,2015年02月
    単著
  • 翻訳語「債権」の成立,山形大学紀要(社会科学),45(1) 45-57,2014年07月
    単著
  • 登記制度の原初風景ーー公示性及び真実性の確保をめぐって(特集日本を支えてきた登記制度),月報司法書士,(465) 2-9,2010年11月
    単著
  • 旧民法典中ボアソナード起草部分以外(法例・人事編・取得編後半)の編纂過程,山形大学歴史・地理・人類学論集,(8) 56-89,2007年03月
    単著
  • 民法典のテキストクリティーク論-二〇〇四年意見書の紹介を通じて-,山形大学人文学部研究年報,(3) 1-17,2006年02月
    単著
  • ボワソナード草案と旧民法典,法律時報,70(9) 31-35,1998年08月
    単著
  • 不動産登記制度再考,執務現場から(GUNMA SHIHOSHOSHIKAI-KAIHO),(30) 137-153,1998年05月
    単著
  • 現行不動産登記制度の問題点,THINK会報司法書士論叢,(92) 90-104,1997年10月
    単著
  • 不動産物権変動における証書・帳簿と日付-旧民法草案を素材に実態の分析のために,山形大学紀要(社会科学),26(1) 1-27,1995年07月
    単著
  • 旧民法典(草案)研究の視点と方法,東京都立大学法学会雑誌,35(1) 415-429,1994年07月
    単著
  • フランス不動産公示制度における「Privé」と「Public」,司法の窓,(80) 80-104,1993年12月
    単著
  • 登記原因証書についての一考察(三・完),月報司法書士,(263) 14-25,1993年12月
    単著
  • 登記原因証書についての一考察(二),月報司法書士,(262) 12-23,1993年11月
    単著
  • 登記原因証書についての一考察(一),月報司法書士,(261) 2-13,1993年10月
    単著
  • ボアソナード草案と旧民法典-日本民法形成の一道程(下・完),法律時報,62(12) 111-117,1990年11月
    単著
  • ボアソナード草案と旧民法典-日本民法形成の一道程 上,法律時報,62(11) 111-117,1990年10月
    単著
  • 旧民法草案における保証人の代位のための欄外記載(mention en marge),東京都立大学法学会雑誌,30(2) 303-345,1989年12月
    単著
  • 「ボアソナードの二重譲渡論について──「倫理」・「自然法」・「実定法」をめぐる覚書」,東京都立大学法学会雑誌,30(1) 635-681,1989年07月
    単著
  • 「ボアソナードの不動産公示制度──「証書の登記」の概念とその史的検討のために(二・完)」,東京都立大学法学会雑誌,29(2) 273-317,1988年12月
    単著
  • ボアソナードの不動産公示制度──「証書の登記」の概念とその史的検討のために(一),東京都立大学法学会雑誌,29(1) 449-491,1988年07月
    単著

著書

  • 「ボアソナードの最初期民法典構想とその展開」水林彪・吉田克己編『市民社会と市民法──civilの思想と制度』,日本評論社,2018年05月
  • 「「民法商法施行調査委員会」の審議経過」『シンポジュウム『民法典論争資料集』(複刻増補版)の現代的意義』,日本評論社,2014年03月
  • 「明治三一年戸籍法における身分登記規定の意義」『日本社会と市民法学:清水誠先生追悼論集』,日本評論社,2013年08月
  • 「物権変動理論と実務の将来」『不動産取引とリスクマネジメント』,日本加除出版,2012年05月
  • 「第15章 財産法制」山中永之佑編『日本現代法史論──近代から現代へ』,法律文化社,2010年03月
  • 「ボアソナードと入会争議──山下千代雄の活動を媒介として──」遠藤浩・清水曉編『遠藤浩先生傘寿記念 現代民法学の理論と課題』,第一法規出版,2002年09月
  • 「第11章 財産法制」山中永之佑編『新・日本近代法論』,法律文化社,2002年07月
  • 「IV 近代 4章 取引社会と紛争解決」,水林 彪・新田一郎・大津 透・大藤修編『新体系日本史2 法社会史』,2001年10月
  • 「不動産登記制度における登録免許税制試(史)論」飯島紀昭・島田和夫・広渡清吾編集代表『市民法学の課題と展望──清水誠先生古希記念論文集』,日本評論社,2000年12月
  • 『ボワソナード民法典の編纂』,雄松堂出版,1999年02月
  • 「第二編 不動産登記法制定前史──旧登記法をめぐる編纂史」『東京司法書士会史・下巻』,東京司法書士会,1998年11月

相談に応じられる分野

  • 不動産登記・我妻栄(米沢出身法学者)・山下千代雄(米沢出身弁護士)

インタビュー

 ― : 先生のご専門は民法ということですが、具体的にどのような研究をしていらっしゃるのでしょうか?
高 橋: 教員紹介などでは民法、民法史、不動産登記法と書いています。なかでも明治23年に公布された旧民法典について研究しています。現在の民法は明治29年に公布された明治民法典(後二編は明治31年公布)を改正しながら使っていますが、旧民法典とは、明治民法典以前に作られ、激しい論争の末結局は施行されなかった法律です。その後、明治民法典によって改正されてしまったわけです。
 ― : どうしてすぐに明治民法典に変えられたのでしょうか?
高 橋: 旧民法典は、フランス人ボアソナードが中心となって作ったために、日本古来の考え方と大きく異なると考えられ、批判も多く改正されてしまいました。
 ― : どうして先生は旧民法典を研究していらっしゃるのでしょうか?
高 橋: 現在の状況を批判的に考えたいからです。現在を冷静に突き放し、反省することが大事です。現在を批判的にとらえ返した上で、その問題点を社会全体に提起していきたい。これは法学だけの仕事ではないと考えています。源氏物語を研究する場合も源氏物語を研究することで現在を批判的に見つめることができると思います。
 ― : 先生はなぜ民法史を研究するようになったのでしょうか?
高 橋: 私は米沢の高校に通っていましたが、高校を卒業後、働きながら大学に行こうと思い、昼は区役所の窓口で働き夜は大学の法学部で学ぶという生活をおくりました。職場では、印鑑登録などの仕事をしていたのです。大学で勉強していることと窓口の仕事がつながっている事が大変おもしろく、結局、仕事をやめて不動産登記法の研究者になろうと思い、大学院に進みました。修士論文が「ボアソナードと不動産公示制度」というタイトルでした。そこから旧民法典について研究を行うようになったのです。
 ― : 高校生に一言お願いします。
高 橋: 学問は案外面白いものだと思います。物事を批判的に反省してみると、違う光を放つことがあります。これが真理だというのは危険ですが、真摯に求めていくと、真理が見えてくる。中学、高校では得られない知的好奇心を大学で味わってください。

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