教員紹介

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合田 陽祐

GŌDA Yōsuke

コース:グローバル・スタディーズコース
メールアドレス:y.goda@
ホームページ:
オフィスアワー:シラバスを参照してください。
専門領域:フランス文学・芸術、フランス語教育
大学院担当:
山形大学研究者情報:http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/200000102_ja.html

※メールアドレスの@以降は「human.kj.yamagata-u.ac.jp」になります。

研究テーマ

  • 研究テーマ:定期刊行物からフランス19世紀の社会を読み解く。 研究領域:19世紀末の文芸誌(『メルキュール・ド・フランス』や『白色評論』、『プリューム』、『エルミタージュ』など)、19世紀末~20世紀初頭のアヴァンギャルド芸術(綜合主義、ナビ派、シャ・ノワール周辺)、モダニズムの超克、視覚芸術(とくにテクストとイメージの関係)、詩人による美術批評、文学(芸術)と政治の関係、記憶とアート。

論文

  • 世紀末小雑誌からみる前衛の制度化の試み ― 『プリューム』の「夕べ」と若手グループの誕生 ―,Nord-Est,(16) 1-16,2022年03月
    単著
  • レミ・ド・グールモンから見たマラルメ,マラルメの新世紀, ,2022年03月
    単著
  • 小説における象徴主義の記号理論――記号の循環と開かれた解釈をめぐって ,Stella,(39) 159-182,2020年12月
    単著
  • レミ・ド・グールモンの『シクスティーヌ』再読――心理学の疾病研究の活用法を手がかりに ,Nord-Est,(13) 14-30,2020年03月
    単著
  • アルフレッド・ジャリの『超男性』再読――語りの観点から,研究年報(山形大学人文社会科学部),(16) 61-79,2019年02月
    単著
  • フェミニズム批評のどこが問題なのか――批評家と教育者のあいだを往還するクラウス,図書新聞,3382 ,2019年01月
    単著
  • ブルデュー「以後」の展開 (ジゼル・サピロ『文学社会学とはなにか』(世界思想社)書評),週刊読書人,(3204) ,2017年08月
    単著
  • パタフィジックとフィクション――フィクションを構築する語りについて,Nord-Est、日本フランス語フランス文学会 東北支部,(10) 47-52,2017年05月
    単著
  • 離人症と宇宙劇――草間彌生の初期小説について,ユリイカ, 153-162,2017年03月
    単著
  • 対訳で楽しむアルフレッド・ジャリ『超男性』,ふらんす, ,2016年09月
    単著
  • 『イマジエ』とジャリの美術批評の方法について,EBOK、神戸大学仏語仏文学研究会,(28) 61-79,2016年05月
    単著
  • 編集者としてのジャリとグールモン――前衛版画雑誌『イマジエ』について,Nord-Est、日本フランス語フランス文学会 東北支部,(9) 20-25,2016年05月
    単著
  • 1890年代の「小雑誌」グループについて,Nord-Est、日本フランス語フランス文学会 東北支部,(9) 2-7,2016年05月
    単著
  • ロジャー・シャタック著『祝宴の時代――ベル・エポックと「アヴァンギャルド」の誕生』書評,週刊読書人,(3113) ,2015年10月
    単著
  • 初期『メルキュール・ド・フランス』誌の方針と実際,レットル・フランセーズ、上智大学フランス語フランス文学会,(35) 41-52,2015年07月
    単著
  • アルフレッド・ジャリの『砂時計覚書』を読む――テクストとイメージの関係を中心に,フランス語フランス文学、慶應義塾大学日吉紀要,(59) 67-94,2014年10月
    単著
  • アルフレッド・ジャリによる「反対物の同一性」――『反キリスト皇帝』と『昼と夜』における登場人物の構築について(原文仏語),フランス語フランス文学研究、日本フランス語フランス文学会,(105) 113-128,2014年10月
    単著
  • アルフレッド・ジャリによる科学的言説の受容について――『パタフィジック学者フォストロール博士の言行録』の場合,レットル・フランセーズ、上智大学フランス語フランス文学会,(34) 29-40,2014年07月
    単著
  • 催眠術師のオイディプス――アルフレッド・ジャリの『絶対の愛』再読,仏語・仏文学論集、上智大学仏文科,(48) 83-98,2014年03月
    単著
  • アルフレッド・ジャリの「脳だし機械」の理論モデルの進化について(原文仏語),フランス語フランス文学研究、日本フランス語フランス文学会,(104) 103-118,2014年03月
    単著
  • アルフレッド・ジャリの『昼と夜』におけるドン・キホーテの形象について――文学言説分析からのアプローチ,Lingua、上智大学言語教育研究センター,(24) 21-36,2014年02月
    単著
  • 思想史におけるパタフィジック――アルフレッド・ジャリによる十九世紀末思想の受容について,レットル・フランセーズ、上智大学フランス語フランス文学会,(33) 23-34,2013年07月
    単著
  • アルフレッド・ジャリの『フォストロール博士』における二次的エクリチュール――アンソロジー、コラージュ、モンタージュ(原文仏語),EBOK、神戸大学仏語仏文学研究会,(25) 19-59,2013年03月
    単著
  • アルフレッド・ジャリの『メッサリナ』――増殖するペアとその作品構造への反映について,レットル・フランセーズ、上智大学フランス語フランス文学会,(32) 35-46,2012年09月
    単著
  • 永遠なるものからアクチュアルなものへ――アルフレッド・ジャリの「ユビュもの」における3タイプの政治的アリュージョン(原文仏語),EBOK、神戸大学仏語仏文学研究会,(24) 1-21,2012年08月
    単著
  • テプフェールの読者ジャリ――『いとしい人』におけるマリオネットの美学について,EBOK、神戸大学仏語仏文学研究会,(23) 1-26,2011年08月
    単著
  • アルフレッド・ジャリの『碧の蝋燭』――批評ジャンルへと応用されるパタフィジック,レットル・フランセーズ、上智大学フランス語フランス文学会,(31) 19-30,2011年07月
    単著

著書

  • クラシック・ガルニエ版アルフレッド・ジャリ全集最終巻(校訂),Classiques Garnier,2022年00月
  • クラシック・ガルニエ版アルフレッド・ジャリ全集第六巻(校訂),Classiques Garnier,2022年00月
  • 象徴主義と〈風景〉:ボードレールからプルーストまで,水声社,2018年10月
  • 象徴主義と〈風景〉:ボードレールからプルーストまで(坂巻康司ほか編),水声社,2018年10月
  • 声と文学:拡張する身体の誘惑,平凡社,2017年03月
  • Alfred Jarry, du manuscrit à la typographie,Du Lérot Editeur,2014年04月
  • Commentaire pour servir à la lecture des Minutes de sable mémorial,Du Lérot Editeur,2011年09月

学外での活動(高大・地域連携等)

  • 「難解作家の」テクストの読み方を学ぶ――アルフレッド・ジャリを事例に(集中講義),2022年02月
  • 19世紀文学における女性イメージの変化―― 「宿命の女」から「男の娘」まで(出張講義),2021年11月
  • 「フランス文学」から「世界文学」へ――グローバル化するフランス語圏文学(出張講義),2021年07月
  • ワークショップ「世紀末小説再考――文学とその外部」,2020年10月
  • いかにして記憶はアートになるか――クリスチャン・ボルタンスキーの場合,2018年06月
  • ジュリアン・シュー氏(パリ第10大学)招聘事業 連続講演会「19世紀末のメディア的想像力」(全3回),2018年01月
  • シンポジウム「フィクション化する世界」,2016年11月
  • フィクションの書き方――ジャリの場合,2016年06月
  • フランス語教育スタージュ(於CLAブザンソン),2014年08月
  • フランス語教育スタージュ(於日仏学院),2014年03月

インタビュー

 ― : 先生の専門領域を教えてください
合 田:フランスの大学に提出した博士論文では、劇作家として有名なアルフレッド・ジャリ(1873-1907)の作品を、世紀末のパリの言論空間に位置づけながら論じました。ジャリは『ユビュ王』(1896)などの戯曲だけでなく、詩作品や『超男性』(1902)等の小説、評論文も書いており、未完に終わったものまで含めると、かなりの数の作品を残しています。博士論文ではそれらをなるべく網羅的に扱いました。
博士号取得後は少し裾野を広げて、19世紀後半のフランスの定期刊行物にかんする研究を始めました。フランスでは1880年から第一次大戦の始まる1914年までに、300誌以上の雑誌や新聞が創刊されたと言われます。私がとりわけ重視するのは、『メルキュール・ド・フランス』、『白色評論』、『プリューム』、『エルミタージュ』の四誌です。いずれも世紀転換期に成功を収めた短命の文芸誌ですが、当時の文壇で非常に重要な役割を担っていました。
 ― : 具体的にどのような研究なのでしょうか?
合 田:そもそも私は、単行本のみを扱う従来の文学研究に違和感を持っていました。というのも単行本からは、作家の交友関係や日々のやりとり、あるいは論争など、文学のリアルな側面が見えてこないからです。反対に定期刊行物からは、そうした作家間のネットワーク以外にも、芸術家と大衆、作家とジャーナリズム、言論とメディアの関係など、19世紀末の社会を従来とは異なる仕方で読み解くための視点が豊富に発掘できます。
幸いなことに19世紀末の定期刊行物の多くは、フランス国立図書館の関連サイトからダウンロードすることができます。あとはそれをひたすら読んでいくわけです(笑)。とはいえ上記の四誌だけでも膨大なページ数になるので、まずは目次を見て面白そうな記事から読み進めています。現在は各文芸誌のグループ活動に関心があり、その切り口から調査し、論文を少しずつ公表しているところです。
 ― : この研究に興味を持ったきっかけは?またはこの研究の面白さとは?
合 田:フランスには5年と少しのあいだ留学していたのですが、現在の私の研究スタイルはフランス人の指導教官から引き継いだものです。パリで長く学ぶ機会がなければ、定期刊行物の重要性に気づくこともなかったと思います。日本では特定の関心を共有できる機会が少なかったのですが、留学先のパリには世界中から研究者が集まってきており、大学院のセミナーや研究会ではさまざまなことを教わりました。また国立図書館等で貴重な資料を直に手に取って調べることができたのも大きかったと思います。
昔から人があまり関心を払わない手付かずのことに熱中するタイプで、研究についても同じことが言えます。この作家の文章は何を言っているか分からない(ジャリの場合)。膨大な記事をすべて読むなんて大変だ(文芸誌の場合)。みなそのように言います。しかし私は、人がやっていないものを発見できたら、やり方次第でそれは自分のチャンスにつながると思います。
 ― : 最後に高校生に一言お願いします。
合 田:多くの人が読むものと別のものを読めば、それだけ特別な存在に近づけます。あなたはきっと『星の王子さま』が好きでしょう。もちろんそれはそれでけっこうです。けれどもそれが、フランス文学の一断片に過ぎないことを知らないとしたら、非常に残念なことです。すでに魅力的なフランス文学入門がたくさん書かれているので、みなさんを導いてくれるはずです。とりわけ以下のものに目を通してみてはいかがでしょうか。野崎歓『五感で味わうフランス文学』(白水社)、堀江敏幸『郊外へ』(白水Uブックス)、塚本昌則『フランス文学講義』(中公新書)、小倉孝誠『恋するフランス文学』(慶應義塾大学出版会)、石井洋二郎『フランス的思考』(中公新書)。

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