研究・地域連携・国際交流

研究・地域連携・国際交流

ホーム > 研究・地域連携 > 研究:教員著書紹介

教員著書紹介


遠い方言、近い方言 山形から世界まで

山形大学人文学部(編)

山形大学出版会:2012年3月

〔内容紹介〕

 方言を、単なる「珍しいことば」としてではなく、社会の中で実際に用いられさまざまなつながりを生んでいく現場に即して考えるた めの手引書。
 方言の現在を統計データとその分析から明らかにする 第一部、世界中の多様な方言について分析する第二部、山形方言を 題材に方言の歴史性を再考する第三部、の三部構成。
 人文学部公開講座の内容をもとに、山形大学人文学部の教員7名 に、東北文教大学短期大学部総合文化学科から2名の執筆陣を迎え た、「方言の生態学」をきりひらく一冊。

通貨同盟の経済学

ポール・デ・グラウエ(著) 田中素香、山口昌樹(訳)

勁草書房:2011年10月

〔内容紹介〕

 創設以来最大の危機に直面している統一通貨ユーロを勉強するうえで、また、アジア共通通貨を考えるためにも有益な通貨統合のテキスト。
 本書において著者は、ユーロを含めた通貨同盟についての実用的な研究と今日的話題のみならず、通貨を持つことによる費用と便益を分析する。また最近の世界的危機について論じ、信用危機とそのユーロ圏への影響を述べる。さらに世界の他の通貨同盟についての議論と国際通貨としてのユーロの役割が増大することのさらなる分析が含まれている。

Loanwords in Japanese

Mark Irwin

John Benjamins:2011年6月

〔内容紹介〕

 Loanwords in Japanese is the first monograph in a Western language to offer a systematic and coherent overview of the vast number of words borrowed into Japanese since the mid-16th century. Its publication is timely given the fact the loanword stratum’s recent exponential growth has given rise to recent Japanese government publications seeking to outlaw foreign vocabulary or, at the very least, offer native translations. Beginning with a history of loanwords, chapters cover loanword phonology, loanword morphology, loanword orthography and official and public attitudes to Japanese loanwords. The volume will be of interest to a wide range of researchers, scholars and students of the Japanese language.

反米の系譜学―近代思想の中のアメリカ

ジェームズ・W・シーザー(著)・伊藤豊 他(訳)

ミネルヴァ書房:2010年7月10日

〔内容紹介〕

 アメリカは他の世界、とりわけヨーロッパからどのように見られているのか。そしてそうしたアメリカ観を生み出した起源はどこにあるのか。本書では、近現代思想におけるアメリカというシンボルを、様々な思想家の言説をもとに縦横に探る。

フィクションの哲学

清塚邦彦(著)

勁草書房:2009年12月

〔内容紹介〕

 フィクションの概念をめぐる多様な論議について、英語圏の分析哲学を軸に、概説的な紹介と批判的検討を行う。文学との関連で語られる「フィクション」を出発点としながら、それと絵画や映画等の視覚的作品との間にどのような共通性と違いがあるかを検討。本邦では未紹介の《分析美学》への入門書として読むこともできる。

ナスカ地上絵の新展開

坂井正人(編著)

山形大学出版会:2009年8月

〔内容紹介〕

 本書は、ナスカの地上絵や当時の土器資料を紹介するとともに、山形大学人文学部で2004年度から実施しているナスカ地上絵に関する共同研究の成果を提示したものである。考古学・自然地理学・認知心理学の立場から、地上絵の調査方法、制作目的、その現代的な意味などについて論じている。

Mora Obstruent Allomorphy in Sino-Japanese Morphemes

Mark Irwin

VDM Verlag:2009/4/30

〔内容紹介〕

 Modern Japanese exhibits apparently irregular allomorphic behaviour amongst a subset of bimoraic Sino-Japanese morphemes, those with a final mora in -/ki/, when appearing as the initial morpheme in a Sino-Japanese bimorphemic compound whose second morpheme is /k/-initial. Detailed examination of synchronic and diachronic written corpora concludes that what is being witnessed is not irregularity as claimed in previous research, but homomorphemic diffusion, a process akin to lexical diffusion operating on a homomorphemic level. The independent status of homomorphemic diffusion is lent further weight by the phenomenon’s conforming to theories that higher frequency lexemes (here homomorphs) tend to be affected earlier and more thoroughly in the case of reductive sound changes. When all the evidence here presented is examined, homomorphs appear to be behaving in lexical diffusionist terms just as individual lexemes or morphemes might be expected to.

朝倉世界地理講座14 ラテンアメリカ

坂井正人・鈴木紀・松本栄次(編)(編著)

朝倉書店:2007年7月

〔内容紹介〕

 本書はラテンアメリカの専門家45人によって執筆された論文集である。先スペイン期社会における環境と人間の関係、植民地政府・近代国家による開発、人種・ジェンダー・貧困・都市、神話・工芸品・地図・博物館をめぐる社会現象、国際援助・移民などについて論じている。

主観的、間主観的、客観的

ドナルド・デイヴィドソン(著)、清塚邦彦・柏端達也・篠原成彦(訳)

春秋社:2007年4月

〔内容紹介〕

 著者は現代アメリカ哲学を代表する一人であり、独創的な論点によって二十世紀後半期の言語哲学、心の哲学、行為論を牽引した。本書はその第三論文集にあたり、成熟期の思索の跡を見ることができる。真理、解釈、自己意識、他者、懐疑論など、本書の問題圏を形作る一連のキーワードについては巻末に詳しい解説文を添えた。

統計処理入門

市川博・本多薫(著)

日本教育訓練センター:2007年4月

〔内容紹介〕

 数学的な説明だけでは実感として統計学の考え方を理解することは難しく、難解なものだという印象をもつ者も多い。また、得られた情報から客観的で有効な意思決定を行うために必要な道具として重要なものとなっている。本書では、理論的な側面を強調することは避け、実務に活用することに重点を置き、例題を中心に手法を解説し、演習を行うことで理解できるように構成した。

ページトップへ

ページトップへ

サイトマップを閉じる ▲