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山形大学大学院社会文化システム研究科が学生定員12名の大学院修士課程としてスタートしたのは1997年(平成9年)4月ですから、もう成人年齢に達したことになります。
本研究科の教育課程は文化システムと社会システムの2つの専攻に分かれます。文化システム専攻では、人間科学・思想歴史論・国際文化論という三つの区分のもとで人文科学の教育を幅広く行い、他方の社会システム専攻では、公共システム・企業システム・国際システムという括りのもと、社会科学の多様な分野の教育を行っています。このように人文・社会科学の諸分野をもれなくカバーしながら、一人一人の院生の問題関心に配慮したきめ細やかな教育を行えるという点が、本研究科のいちばん基本的な特長です。
加えて、本研究科では現在、世界的に評価の高いアンデス文明研究をさらに発展させるための基盤として、大学院教育をより充実させる準備を進めています。すでに平成29年度入試からは、ペルーの学生を修士課程に受け入れるための現地入試も実施しています。現在、アンデス考古学分野の研究拠点である附属ナスカ研究所を大学院教育の場としてもより有効に活用できるよう機能強化を図っています。
履修方法の面でも、社会人に配慮し、夜間や土日の開講も含めた柔軟な時間割設定、履修期間に選択幅を持たせる長期履修制度の導入など、いろいろと細かい工夫を重ねてきました。さらに、研究環境の面では、院生研究室には無線LAN環境が整備され、学生個人用の机や共用のコピー機など研究設備も整っています。
多様な問題関心や出身背景を持った学生・社会人が集う本研究科で、みなさんが活発な知的討論を展開してくださることを願っています。
国際化や情報化の進展に伴い、政治や経済、文化などすべての面で大きく変貌しつつある現代社会。地域社会においても真の地方の時代にふさわしい発展を遂げるため、多様な政策諸課題への取り組みが不可欠です。また、世界のグローバル化に伴い、さまざまな国家や民族の文化的背景を知る必要性が増しています。社会文化システム研究科では、社会や文化を一つのシステムとして総合的に把握し、社会が抱える今日的課題に積極的に取り組み解決できる創造的・実践的能力を持った人材の育成を目指しています。学部卒の進学生や留学生はもとより、大学卒業後に実社会で活躍している地域の社会人にも広く門戸を広げています。
人間科学や思想歴史論などを研究する「文化システム専攻」と、地域社会や国際社会の抱える諸問題と各種政策課題について研究する「社会システム専攻」の2つの専攻で構成されています。
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